#番外後編: 【初めての海外留学 アメリカ編】まさか自分が、、、
前編では、飲酒運転で捕まった経緯と捕まったときの状況を書きました。
今回は、その後どんな手続きを進めていったのか捕まった後について書いていきます!
【逮捕後のデキゴト】
①学生VISAがキャンセル
その後、飲酒運転のことに関しては気になってはいましたが具体的に何すればいいのかわからないまま学校の寮で友人と1部屋2ベッドに3人で共同生活をしていました。
しばらくすると(およそ1週間)、携帯にアメリカ大使館からの1通のメールが。
”Your nonimmigrant visa has been revoked and is no longer valid to enter the United
States.”
”あなたの移民VISAは、破棄されこれ以上アメリカへ入ることを認めない”
という内容でした。
その頃の自分は以前記事に書いた、VISAとI-20の違いを知らなかったので、このメールは正式に国から出て行けということだと認識し、追い出される前に遊び尽くしてやろうという意思にチェンジマインドしました。
少ない希望を持って弁護士の無料相談に連絡してみるとVISAと I-20の違いを説明してくれて、まだアメリカに残れるということを知りました。
I-20をキープし続ければ、アメリカに居続けることができるが、その代わり一度アメリカから出ると最低5年から最高10年で再びアメリカに入ることは難しいと言われました。
そうならないための次のステップについて探し始めました。
前編で、拘置所から出された時に何枚か書類をもらって車の在処しかわからなかったと言いましたが、他の紙のなかに裁判の日程が書かれていた紙も同時に貰っていました。
そして次の工程は裁判所に行くことだと知りました。
②裁判所へ
裁判所へは、雇うお金なんてある訳もなく、弁護士を雇わずに1人で行きました。
実際にお金がなくて雇えない人は世の中にはたくさんいて、そういう人達のために国選弁護士というものがいてサポートしてもらえるという情報を耳にしたのそれを頼りにと行きました。
裁判所へは反省している姿勢を見せるべきだという助言を聞き、友人からスーツを借りたのですがサイズがぶかぶかで逆に見た目の悪いちっこいアジアンマフィアみたいな状態になりました。
裁判所へ行くと刑務所を出る時にもらった紙に番号が書いてあり、番号毎に掲示板に部屋が書かれていて、そこの部屋に行くように促されます。
自分もいう通りドキドキしながら掲示板を見つめること1時間。
なかなか出てこないと思い、受付に行き掲示板に番号が出てこないことを伝えるとあなたの事件の記録がまだ警察から届いていないので処罰がまだ決まっていないと言われました。
つまり、警察から事件の記録が裁判所へいきその記録を元に処罰が決まるということで警察から裁判所への連絡が滞っているという状態でした。
今日はどうしようもできないので、また2週間以内に裁判所の方へ電話をくれと伝えられました。
自分的には残る期間が少し伸びたと、ホッとした気持ちがありつつも判決が先延ばしにされた不安の気持ちが半分づつでした。
③自分の犯罪記録がない
その後ダウンタウンに引っ越して、新しい車を使わない生活が始まりました。
2週間ギリギリになり裁判所へ自分のケースが届いたかどうかを確かめるため電話をかけると、
”まだない”
と伝えられ前回同様に2週間以内にまた連絡をくれと言われました。
その時点で、もしかしたら自分の事件記録はないのではないか、という期待が徐々に膨らんでいきました。
しかしながら、日本のアメリカ大使館からはVISAのキャンセルが自分にメールとして届いているのは事実で、何としても処罰を受けて罪を償ったという証明を手にしないと犯罪者として一度アメリカから出てしまうと二度とアメリカへは戻れなくなってしまう
それだけは避けたかったのでその後も裁判所へ自分の事件記録が届いたかどうか連絡をし続けました。
④証明書をもらわないと!
その状態が帰国前1ヶ月まで迫ってきました。
どうしていいのかわからず、裁判所にこの状態が半年以上続くこと、罪を償って帰国したいのにケースがない場合はどうすればいいのか尋ねてみると、
一度捕まった刑務所に行って自分のケースがあるか直接聞いてくるように言われました。
自分の捕まった記録を自ら聞きに行くっていう何とも滑稽なことをしにお世話になった刑務所まで足を運び、
自分の捕まった記録はありますか?
と尋ねると、不審がられましたが捕まった経緯となぜ欲しいのかを伝えた上で探してもらうと、”ない”、と言われました。
ケースがなくなったことの証明書が欲しいと伝えると、それは裁判所の仕事だ、とたらい回し状態に。。。
裁判所へ行きそのことを伝えるとようやく自分の事件の記録がなくなったという証明書をもらうことができました。
⑤いまだにわからないこと
ひとまずは安心なのですが、日本のアメリカ大使館の方には飲酒運転で捕まったという記録が残ってはいるもののアメリカでは事件の記録がないという矛盾が生まれました。
昨年アメリカへ渡ることを挑戦しようと観光VISAの取得を試みのですが、
申請の際の質問にあなたは犯罪履歴がありますかという質問にノーと答えるのかイエスと答えるのかわからない状況に立たされました。
ノート答えて一か八か試すこともできたのですが万が一バレた場合、虚偽罪に問われそれこそ二度といけなくなるということを知り、イエスと答えることにしました。
結果は入国を認められず、再度大使館へ必要な書類を持って出向くように指示され大使館の方へ行き、捕まった事実とそれを償うために何度も足を運んだこと、最終的に事件の記録がないという証明も見したのですが、
捕まったときの書類は?と聞かれたのですが、
飲酒運転の件でVISAをキャンセルしたのはメールの書類として大使館側に残っているので必要ないと思っていましたし、捕まった時の書類がないからこうして事件の記録がないってことの証明書を取ってきたのに話の論点がずれて結局追い返されました、、、
逆に複雑な状況におかれどうすればいいのかもわからなくなってしまいました。
犯罪発生から5年が過ぎるとまた入国できる可能性があるという情報があるので今年でちょうど5年目になるのでそちらの手続きで今後また挑戦していきたいと思っています。
◉そんな僕からのアドバイス
アメリカで飲酒運転は、自分の限界を知ってセーブする力っていうのが大事になると思います。
多少ならいいか、と自分へ許す入り口が広いとその後の限界って所まではひたすら緩くなってしまい気がついたら良からぬ結果に転じていることの方が多いです。
- 車乗る時は、飲まないor絶対1杯で終える。
- 飲む時は、車を使わない手段を考える。
当たり前だろと思うことですが、調子に乗りがちな自分と似た人のためにも。